伊賀牛について

伊賀牛は、三重県の伊賀地方で育てられている食用牛のことをいいます。戦国時代、忍者が牛の肉を乾燥し保存食として携帯していたことから、この牛肉が伊賀牛のルーツであるとも言われ、盆地特有の寒暖の差が激しい気候、そして豊かな緑と清らかな水によって育まれた伊賀牛は、芳醇な香りとコク、とろけるような柔らかさが特徴となっています。

伊賀牛プレート

伊賀産肉牛生産振興協議会によると伊賀肉とは

1) 黒毛和種の雌の未経産牛
2) 伊賀産肉牛生産振興協議会の会員である生産者が飼育管理したもの
3) 最終飼育地として伊賀管内(伊賀市、名張市)で12ヶ月以上飼育したもの

となっており、全頭黒毛和種の雌で厳選された血統の処女牛を利用するなど銘柄の定義は松阪牛とほぼ同じく厳格で、限られた牛にしか伊賀牛の称号が与えられません。

現在肥育される牛は、サシ(霜降り)重視の飼育形態で育てられることが多くなっていますが、その結果和牛本来の旨みを失ってしまった牛肉をしばしば見受けます。一方、伊賀牛は和牛本来の旨みを出すため、伊賀管内の約45軒の肉牛生産農家が毎日牛の気持ちになり、愛情をたっぷり注ぎ込んで飼育管理に勤めています。ストレスを受けず、昔ながらの穀物、稲わらを食べて伸び伸びと育った伊賀牛は、黒毛和牛本来の旨味をたっぷり含んだ牛肉となっていきます。伊賀牛は昔から生体で牛を販売しており、健康的に牛を飼育することで、肉色鮮やかで牛肉の旨みが失われず、口に入れた時に甘みが広がります。